コロナと日本語教師
2021年10月現在。
新型コロナウイルス対策の入国制限で、留学生を受け入れる日本語学校の経営が厳しい状況にあります。昨年4月から、留学予定者が来日できないままの学校が多く、10月期の入学希望者もいまだ入国できません。
校舎の維持費、学生寮の管理費、常勤の給与など、売り上げがないにも関わらず、経費だけは発生します。日本語学校をこのまま維持していくのは、もう限界に近いのです。すでに、「2021年度学生募集停止」とHP上に掲載している某大手日本語学校も出てきています。
本来ならば、1~2年後の新規入国者向けの営業をかけていなければならないのに、それもできません。「営業ができない」→「新規留学生の獲得が難しい」ということです。
なので、入国制限が解除されたとしても、今後1~2年はこの業界、生き残りが厳しいのではないかとみています。
一時的に「休眠状態」にする学校や倒産する学校が出てくるのではないかなあと思っています。