わたしが「みん日信仰者」を恐れる理由
日本語教師であるならだれもが知っている「みんなの日本語」という教科書と「それを支持する信仰者」、つまり「みん日信仰者」について書きたいと思います。
わたしが「みん日信仰者」を恐れる理由は、他の教材をすべて否定するからです。
わたしは、田舎で日本語教師をしているのですが、田舎に行けば行くほど「みん日信仰者」が多い気がします。
以前勤めていた日本語学校で、「できる」や「だいち」「げんき」を使った先生がいるのですが、教務主任をはじめみんなにボコボコにされていました。
そのとき、理由はどんなものかと聞き耳を立てていたのですが、
「勝手に『みん日』以外の語彙を増やすな」
「導入は『ミラーさん』に決まっているでしょう?!なんで他の人物使っているの?」
「『できる』を使ったら文法能力が身につかない」
「『げんき』は『て形』の教え方がまちがっている」
などなど・・
しまいには、「みん日」以外の教材を使った先生は「危険人物扱い」されていました・・(→都会じゃありえないと思うのですが・・)
田舎の特徴でしょうか?!
「みん日信仰者」の特徴として、、
①手書き教案の先生が多い
②10年を超えるベテラン教師
③日本語学校以外の勤務経験なし
④田舎在住
といった感じでしょうか。
もちろん、「みん日」を否定するつもりはありません。
わたしは、学習者のスタイルや目的に合わせて、教材は何を使ってもいいと思っています。
でも、「みん日信仰者」に限っては、ちょっと距離置いています。他の教材をすべて全否定するからです。
たとえば、「できる」や「まるごと」や「げんき」などを使用されている先生は、他の教材を使う人を攻撃していません。
「できる信仰者」、「まるごと信仰者」「げんき信仰者」ではないんです。
「みん日」愛が強いのはわかるのですが、他の教材を使う先生を攻撃するのはいかがなものかと思いました。。。。